大音声
だいおんじょう
名詞
標準
very loud voice
文例 · 用例
この時空中に激しき鳴響あり、それが終ると大音声にて目※連呼ばわる。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
ここにおいて髯将軍たちまち熱狂し、見物席なる二階のボックスに突っ立ち上がり、旅館の浴衣のまま、汗と埃に汚れた白帽子を右手に握り締め、天地を震愕せしむる大音声に、「諸君ッ、満場の諸君」とやらかした。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
」 と大音声に呼ばわれば、舟なる壮佼声を揃えて、「へいげん殺せ。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
」 と、三太夫はお丹へのつらあてに、眼鏡を懸けて刀を選出し、座を構え、諸肌脱ぎ、皺腹に唾をなすり、白刃を逆手に大音声、「腹を切る、止めまいぞ、邪魔する奴は冥土の道連、差違えるぞ、さよう心得ろ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
何の蝸牛みたような住居だ、この中に踏み込んで、罷り違えば、殻を背負っても逃げられると、高を括って度胸が坐ったのでありますから、威勢よく突立って凜々とした大音声。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
すると、五右衛門は、さては聴かれてしまったかと、暫らく唸っていたが、やがて、大音声を張り上げて、相も変らぬ怪しげな七五調を飛ばしはじめた。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
(下) 月明の霜朝に、自分等に代って断頭場に向った大先輩、武部小四郎先生の壮烈を極めた大音声、「行くぞオーオ」 を聞いて以来、奈良原到少年の腸は死ぬが死ぬまで腐らなかった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
大音声で名乗りを挙げるが、織田勢その威に恐れて誰も出合わない。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
作例 · 標準
舞台俳優が大音声で名台詞を披露すると、客席からは大きな拍手が沸き起こった。
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「であえ、であえ!」と、武将は大音声で城内の兵たちに呼びかけた。
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お祭りの威勢の良い掛け声が大音声となって、町中を活気づけている。
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