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胡服

こふく
名詞
1
標準
文例 · 用例
厚い皮革製の胡服でなければ朔北の冬は凌げないし、肉食でなければ胡地の寒冷に堪えるだけの精力を貯えることができない。
中島敦 李陵 青空文庫
小舎の住人が珍しい人声に驚かされて、弓矢を手に表へ出て来た、頭から毛皮を被った鬚ぼうぼうの熊のような山男の顔の中に、李陵がかつての移中厩監蘇子卿の俤を見出してからも、先方がこの胡服の大官を前の騎都尉李少卿と認めるまでにはなおしばらくの時間が必要であった。
中島敦 李陵 青空文庫
己が胡服を纏うに至った事情を話すことは、さすがに辛かった。
中島敦 李陵 青空文庫
それからのち二年の春、宗は小児を連れて済南の章丘へゆくと、路で胡服をきた一人の僧に逢った。
夷堅志 中国怪奇小説集 青空文庫
かくて金の太宗の天會七年(西暦一一二九)に、始めてその領内の漢人に對して、胡服・※髮の令を下した。
桑原隲藏 支那人辮髮の歴史 青空文庫
已に胡服する以上、彼等は同時に辮髮して居つたものと推察される。
桑原隲藏 支那人辮髮の歴史 青空文庫
是によつても當時金廷の官吏は、女眞人と漢人との別なく、一律に胡服・辮髮したことがわかる。
桑原隲藏 支那人辮髮の歴史 青空文庫
元宗の子の忠烈王は早く蒙古に質となり、殊に元の世祖|忽必烈の女、忽都魯掲里迷失(Khutlgaimish)公主をその妃に迎へた關係から、早く辮髮・胡服して得意滿面であつた(17)。
桑原隲藏 支那人辮髮の歴史 青空文庫