邇具
邇具
名詞
標準
文例 · 用例
爾多邇具久白言、自多下四字以音此者久延毘古必知之。
— ――その基礎論―― 『日本文学の発生』 青空文庫
それには、古事記に少彦名命の事を知っておるものが久延毘古であり、その事を大国主神に申し上げたものが多邇具久であったという、その谷蟆とは傀儡子の事ではなかろうかというのであった。
— 古代社会組織の研究 『くぐつ名義考』 青空文庫
また同じ語部の語り言の中に、久延毘古が少彦名命の事を知っているとの事を、述べたという多邇具久も、従来谷蟆すなわち蟾蜍と解せられているが、それも蟾蜍と解してはいかにも落ちつかぬ感がないでもない。
— 古代社会組織の研究 『くぐつ名義考』 青空文庫
ここに多邇具久五白して言さく、「こは久延毘古六ぞかならず知りたらむ」と白ししかば、すなはち久延毘古を召して問ひたまふ時に答へて白さく、「こは神産巣日の神の御子|少名毘古那の神なり」と白しき。
— 校註 古事記 『古事記』 青空文庫