押し退ける
おしのける
動詞
標準
文例 · 用例
それを押し退けると、物質的供給の杜絶がしきりに踊り狂つた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
それを押し退けると、物質的供給の杜絶がしきりに踴り狂った。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
「僕が紹介してやろう」と一足小野さんを横へ押し退けると、後から小さい小夜子が出た。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
すると君だって、Wilhelm が Philene の胸を押し退ける勇気がなかったように、女の俘になるのだった。
— 森鴎外 『二人の友』 青空文庫
すると、そこに立っていた、赭顔の喰い肥った馭者が押し退けるような手真似をして、うしろのに乗れと言った。
— 水野葉舟 『遠野へ』 青空文庫
なぜかと云ふにさう云ふ上流の人達が僧院に入り込んで来る時には、兵卒が護衛して来て、それが賤民を押し退ける。
— VATER SERGIUS 『パアテル・セルギウス』 青空文庫
そこへゴルゴオがそつと這入つて来て抱き附いたが、フロルスは顧みずに、押し退けるやうにして云つた。
— クスミン Mikhail Alekseevich Kuzmin 『フロルスと賊と』 青空文庫
シヤナアンは王自身が進めるパンをフェルムの手を借りて押し退ける。
— 片山廣子 『「王の玄関」イエーツ戯曲』 青空文庫