放浪生活
ほうろうせいかつ
名詞
標準
(leading) a vagabond life
文例 · 用例
ひとりの不幸な男が、放浪生活中、とあるいぶせき農家の庭で、この世のものでないと思われるほどの美少女に逢った物語であった。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
今この民子も玉の輿に乗り損ねた一人で、彼女の放浪生活もそれから始まったわけだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
」 話してゐるうちに、そんな二人の不良青年の放浪生活が、ひどく楽しかつたもののやうに空想せられ、うらやましくさへなつて来た。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
兄弟も身寄りもなく、祖母の手に育てられたが、中学校三年生の時にたった一人の肉親のその祖母もなくなり、天涯孤独となった身は放浪生活に馴染み易く、どこへ勤めても尻が落ちつかず、いまだにきまった職がなかった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
「おれの放浪生活は、もう、やめる。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
彼ほど徹底してはゐなかつたが、私もまた彼のいふ放浪生活の徒の一人であつた。
— 島三題 『樹木とその葉』 青空文庫
衆議院議員の候補に立ってもみたり、純文学に指を染めてもみたり、旅僧のような放浪生活も送ったり、妻を持ち子を成し、酒にふけり、雑誌の発行も企てた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
長い間のあらくれた放浪生活のなかで、私の夢は母を慕ふて蒼ざめる夜が多かつた。
— 牧野信一 『剥製』 青空文庫
作例 · 標準
都会での生活に疲れ果てた彼は、全てを捨てて放浪生活に入った。
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放浪生活を送る中で、彼は名もなき人々との出会いに救われてきた。
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「明日の寝床も決まっていない放浪生活なんて、僕には耐えられないよ」と友人は首を振った。
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