迷える
まよえる
連体詞
標準
lost
文例 · 用例
われにもあらでまたとは見るに忍びぬを、いかでわれかかるべき、必ず心の迷えるならむ、今こそ、今こそとわななきながら見直したる、肩をとらえて声ふるわし、「お、お、千里。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
その面貌の無邪気なる、その謂うことの淡泊なる、要するに看護員は、他の誘惑に動かされて、胸中その是非に迷うがごとき、さる心弱きものにはあらず、何等か固き信仰ありて、たといその信仰の迷えるにもせよ、断々|乎一種他の力のいかんともし難きものありて存せるならむ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
はた迷える人は、緑の甍、朱の玉垣、金銀の柱、朱欄干、瑪瑙の階、花唐戸。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
「教えてあげましょうか」「ええ」「|迷える子――わかって?
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
|迷える子という言葉はわかったようでもある。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
立ち上がる時、小さな声で、ひとりごとのように、「|迷える子」と長く引っ張って言った。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
「|迷える子」と美禰子が口の内で言った。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
表は三四郎の宛名の下に、迷える子と小さく書いたばかりである。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はボランティア活動を通じて、都会で孤独に暮らす迷える若者たちを支援している。
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占い師の元には、恋愛や仕事に悩む迷える魂が日々相談に訪れる。
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彼は自分自身のアイデンティティを見失い、迷える旅人として各地を放浪した。
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