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曽祖父

そそふ
名詞
1
標準
文例 · 用例
祖母はお初と申しまして、お初の父――すなわちわたくしの曽祖父にあたる人は増右衛門、それがそのころの当主で、年は四十三四であったとか申します。
岡本綺堂 青蛙堂鬼談 青空文庫
土地では旧家の方でもあり、そのころは商売もかなり手広くやっていましたので、店のことは番頭どもに大抵任せておきまして、主人とはいいながら、曽祖父の増右衛門は自分の好きな俳諧をやったり、書画骨董などをいじくったりして、半分は遊びながら世を送っていたらしいのです。
岡本綺堂 青蛙堂鬼談 青空文庫
曽祖父の増右衛門もふだんから与五郎という人とは懇意にしていましたので、その縁故から兄の与茂四郎とも自然懇意になりまして、時どきはこちらの家へも遊びに来ることがありました。
岡本綺堂 青蛙堂鬼談 青空文庫
曽祖父の丹精した植木園は見る影もなく荒れていた。
――獄中手記―― 何が私をこうさせたか 青空文庫
おれの大曽祖父、同名、久太夫と深志の大曽祖父の恒右衛門が、それならば、腹でも切って埓をあけようかといって、割場の詰合いへ掛取りを呼びこみ、辞宜にも及ばず、下座に並んで腹を切って見せた。
久生十蘭 ボニン島物語 青空文庫
おれの曽祖父が八方走りまわり、半蔵門の八戸の上邸から二百両ほど借りだしたが、それでは足らぬ。
久生十蘭 ボニン島物語 青空文庫
「大曽祖父の死にかたも、生仲なものではないが、おれ、七尾、深志の三人の父の不幸にまさるものはないだろう。
久生十蘭 ボニン島物語 青空文庫
銅像といえば、私の祖先も曽祖父も銅像がたてられました。
久坂葉子 落ちてゆく世界 青空文庫