帖
じょう
名詞頻度ランク #11891 · 青空 1045 例
標準
folding book
文例 · 用例
(間)女 (男の机の上をみながら)あの手帖あなたの日記ね――「退屈者の手帖」と書いてあるぢやないの?
— 中原中也 『夢』 青空文庫
(男、手帖に何か書き始める。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
紙数に余裕があるので、何かのために、左の言葉を手帖より抜書きして擱筆することとする。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
社長が一寸した会社のことでの気附を述べ出すと、彼は皮表紙の手帖と買つたばかりの鋭鉛筆とを出して、一寸書きつけては社長の顔をみて、「はァ、はァ、」と云つた。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
その頃田舎では石版刷の油画は珍しかったので、西洋画と云えば学校の臨画帖より外には見たことのない眼に始めてこの油画を見た時の愉快な感じは忘られぬ。
— 寺田寅彦 『森の絵』 青空文庫
宿の二階から毎日見下ろして御なじみの蚕種検査の先生達は舳の方の炊事場の横へ陣どって大将らしき鬚の白いのが法帖様のものを広げて一行と話している。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
茨木君は途々腰に挟んだ矢立から毛筆を取り出して、スケッチ画帖に水墨の写生をされた。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
私は山を包む濃雲に絶望しながらも、屋根へ這い上って、虚空を見ていると、眼の前を灰色の霧は、渦巻いて、髯を伝わる呼吸が、雫となってポタポタ落ちる、鉛筆をポッケットから出して、弟が寒暖計を見て報告する温度を、手帖に記していると、傍から鉛筆の墨が滲んで、文字が紙の上で解体するほどの霧だ。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
作例 · 標準
祖父の古い蔵を整理していたら、色褪せた和紙に達筆な文字で経文が記された、一帖の貴重な折本が見つかった。
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四国八十八ヶ所の巡礼の旅の思い出を綴るため、表紙に美しい西陣織をあしらった御朱印帖を新調した。
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旅の画家は一帖の画帖を膝の上で広げ、目の前に広がる壮大なアルプスの連峰を、素早い筆致で墨描きした。
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標準
counter for units of paper and nori (48 pages of Mino paper; 20 pages of hanshi; 10 sheets of nori)
作例 · 標準
書道の展覧会に向けた練習をするために、馴染みの文房具店で半紙を五帖ほどまとめて配送してもらった。
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お歳暮の品として、木箱に入った高級な浅草海苔を二帖いただき、さっそく明日の朝食で磯の香りを楽しもうと思う。
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和紙職人は、完成した美濃和紙を一帖ずつ光に透かして丁寧に検品し、厚みにムラがないか厳しく確認する。
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標準
counter for folding books, folding screens, shields, etc.
作例 · 標準
豪華な金箔が全面に貼られた六曲一双の大きな屏風を一帖、新春を迎える床の間に誇らしげに飾った。
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神社の宝物庫に保管されている儀式用の盾は、一帖ごとに異なる神鳥の紋章が鮮やかな色彩で描かれている。
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お祝いの宴の席を優雅に仕切るために、職人による手描きの絵が施された二帖の屏風が手際よく運び込まれた。
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標準
counter for pairs (of curtains)
作例 · 標準
古の宮殿の広間に、最高級の絹で織られた重厚な帳(とばり)が一帖垂らされ、奥に座る貴人の姿を隠している。
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窓を開けると、春の柔らかな風に揺れる薄いレースのカーテンが一帖、涼しげな音を立てて部屋に光を取り込んだ。
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劇場のベルが鳴って舞台の幕が上がり、一帖の大きな真っ赤な垂れ幕が、ゆっくりと天井へ吸い込まれるように消えていった。
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標準
counter for tatami mats
作例 · 標準
新築マンションのチラシを眺めていると、リビングの広さが「20帖」と表記されており、家族四人でもゆったり過ごせそうだ。
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実家の古い日本間を洋室に改装するため、まずは八帖分の古い畳をすべて剥がして搬出する重労働から取り掛かった。
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熟練の畳職人が新しい畳を一帖ずつ絶妙な力加減ではめ込むと、部屋全体がい草の清々しい香りに包まれた。
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