野駒
のごま異読 ノゴマ
名詞
標準
Siberian rubythroat (Luscinia calliope)
文例 · 用例
浅野駒吉君『旭農場』草と樹木のもつ魅惑がでゝゐて好きだが余り硬化せずに色調などもつと自由な境地にゐて欲しい、『ダリア』の方はこなれてゐない。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
(笑ひながら反対側の入口から去る)入れ代りに、浜野駒江(五十ぐらゐ)が、玄関の方から顔を出す。
— 岸田國士 『歳月』 青空文庫
」としどろもどろのごまかし方をして、「ところで、おれにその藥を少しゆづつてくれないか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
筆の先を紙になすりつけ、それが数尾のごまめを表わし得て生動の妙を示したところで、これはあまりに職工的なあるいはむしろアクロバチックの芸当であって本当の芸術家としてむしろ恥ずべき事ではあるまいか。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
自分でもごまかして、他人のごまかしまで略奪して生きてゐるで無えか。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
」としどろもどろのごまかし方をして、「ところで、おれにその薬を少しゆづつてくれないか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
とっさに、うまい嘘も思い浮ばず、「あちこち、あちこち」 と言い、「皆、めしはすんだのか」 などと、必死のごまかしの質問を発し、二重まわしを脱いで、部屋に一歩踏み込むと、箪笥の上からラジオの声。
— 太宰治 『家庭の幸福』 青空文庫
しかし、もうイーチャン打って、ずるずる時間を延ばすことが、この際のごまかしだった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫