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名詞
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標準
文例 · 用例
もしある時期に達して小樅をり払ってしまうならば大樅は独り土地を占領してその成長を続けるであろうと。
信仰と樹木とをもって国を救いし話 デンマルク国の話 青空文庫
厠へ行くのに、裏階子を下りると、これが、頑丈な事は、巨巌を開いたようです。
泉鏡花 古狢 青空文庫
これまでなりと観念したる白糸は、持ちたる出刃を取り直し、躍り狂う内儀の吭を目懸けてただ一突きと突きたりしに、覘いを外して肩頭を刎ねりたり。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
内儀は白糸の懐に出刃を裹みし片袖を撈り得てて、引っ掴みたるまま遁れんとするを、畳み懸けてその頭にり着けたり。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
渠はますます狂いて再び喚かんとしたりしかば、白糸は触るを幸いめったりにして、弱るところを乳の下深く突き込みぬ。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
が、先生も欲と二人連れ、帰れば一晩ゆっくり遊べるという寸法だから、馬の尻を叩くは叩くは、「ハイヨウハイヨウ、ピシッ」 初めの一里ばかりは馬君風をって駆けたが、次第に暗くはなるし、山路の事とて路は素敵に悪るい。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
門を入ると寺内は思いのほかに廓落と濶くて、松だか杉だか知らぬが恐ろしい大きな木があったのを今より何年か前にったと見えて、大きな切株の跡の上を、今降りつつある雨がおとずれて其処にそういうもののあることを見せていた。
幸田露伴 観画談 青空文庫
然し其時の闘は如何にも突嗟に急激に敵が入ったので、氏郷自身まで鎗を取って戦うに至ったが、事済んで営に帰ってから身内をばあらためて見ると、鎧の胸板掛算に太刀疵鎗疵が四ヶ処、例の銀の鯰の兜に矢の痕が二ツ、鎗の柄には刀痕が五ヶ処あったという。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫