建値
たてね
名詞
標準
official market quotations
文例 · 用例
「神妙に申したてねばあいならんぞ」「ご念までもござりませぬ」「では、あい尋ねるが、そちの手掛けた西条流半弓一式を近ごろにどこぞの大名がたへ納めたはずじゃが、覚えないか」「…………」「黙っているは隠す所存か」「め、めっそうもござりませぬ。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
とにかく娘とあって、相談をして善後策をたてねばならんと、こう思って、すぐ娘のところへ手紙を出したのです。
— 平林初之輔 『秘密』 青空文庫
実際、声でもたてねばやり切れぬ、気持でした。
— 田中英光 『オリンポスの果実』 青空文庫
夏草は刈りはらはねば葺かずとも菖蒲よもぎに埋るる庵家は荒れておほしたてねど竹垣の朽目より咲くなでしこの花夏草にかくれて住めばいにしへの木の丸殿も思ひこそやれ蓮を植ゑて。
— 與謝野禮嚴 『禮嚴法師歌集』 青空文庫
それ故、食糧やその他の品物は、旅行者にとつては最も大切なもので、その使用については、人員や日程からわり出してくはしい予定をたてねばなりませんし、もしそれを狂はせると、怖ろしい羽目に陥ることがあります。
— 豊島与志雄 『アフリカのスタンレー』 青空文庫
――でもかあいそうや、ほんまにかあいそうや、今日もな、あんた、竹にそういいましたてね。
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
私たちより一時代先輩の職工だつたが、職人氣質なところはあまりなくて、いつも肩を聳やかしてゐるやうな、何事にも一異説をたてねばをさまらぬといつたやうな、いつこくなところがあつて、職長も彼にだけは「三谷さん」と稱んでゐたのをおぼえてゐる。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
K自身か女たちか、あるいは別な使いの者たちが毎日毎日役人をうるさく襲い、格子越しに廊下をながめてなどいないで自分たちの机にすわり、Kの願書を検討するようせきたてねばならなかった。
— DER PROZESS 『審判』 青空文庫
作例 · 標準
「おい、今日の銅の建値を見たか? 予想以上に跳ね上がってるぞ」と資材担当が飛んできた。
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海外の市場価格に連動して、国内の建値も明日から改定されることが正式に発表された。
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取引先との定例会議で、最近の激しい建値の変動をどう価格に転嫁するかで議論が紛糾した。
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