苦に病む
くにやむ
表現動詞-五段-マ行
標準
to worry (about)
文例 · 用例
若い身そらの内密事、ひとり苦に病む権兵衛が、歩みののろさ、手の痛さ、腰の痛みにしみじみと明き其夜を泣いてゆく。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
吉治 その苛々するといふのも、操りの衰微をあまりに苦に病むからのことだ。
— 岡本綺堂 『近松半二の死』 青空文庫
松太郎は別段それを苦に病むでもない。
— 石川啄木 『赤痢』 青空文庫
こんな区々たる事は苦に病むだけが損だ損だと思いながら、ツイどうも気に懸ってならぬ。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
春の彼岸とたこめがね 私は昔から骨と皮とで出来上っているために、冬の寒さを人一倍苦に病む。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫
ここにひとり、白髪あたまの、他人の頭痛を苦に病むことを稼業にしておるおやじがおると思え」「へ」「日本一太郎と計らって、はじめから筋を編んだな」「――」「まず、日本一太郎の手品というに眼をつけたな」「――」「つぎに祭である。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
今となると、こんな無経験な貴族的の坑夫が一杯の南京米を苦に病むところに廻り合わせて、現状を目撃したら、ことに因ると、自分でさえ、笑うかも知れない。
— 夏目漱石 『坑夫』 青空文庫
主僧凶夢を苦に病む 私の泊った主僧は何かこの間から続けて凶い夢を見たというので大いに恐れて居る。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は些細なことを苦に病んで、体調を崩してしまった。
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彼女は子どもの将来を苦に病んで、毎日眠れないでいる。
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あまり苦に病まず、専門家に相談するのが一番だ。
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