皇漢
こうかん
名詞
標準
文例 · 用例
これすなわち我が輩の着眼、皇漢洋三学の得失を問わず、ひとり洋学の急務なるを主張するゆえんなり。
— 福沢諭吉 『中津留別の書』 青空文庫
平田鉄胤門その他、皇漢の学徒の実行派に近寄る機会もあつた筈を、事無く帰郷してゐる。
— 折口信夫 『橘曙覧評伝』 青空文庫
皇漢主義の、江戸でも知る人は知る、知らぬ人は知らないつむじ曲りの町医者道庵なるものが、こんど京大阪へ乗込んで来るそうだ。
— 京の夢おう坂の夢の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
晩年の著に『江戸外史』五巻、『皇漢金石文字一覧』一巻等がある。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
泰西医療術の採用が極めて迅速なので、皇漢法はもう亡びんとしている程である。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
而してマルコポロは支那人より伝聞したのであって、支那では秦皇漢武以来日本を蓬莱島とし、来って仙を求めたものである。
— 大隈重信 『日本の文明』 青空文庫
方士たちが、不死の霊薬を得んとして、各地に神仙を索めたのは、秦皇漢武の時代から盛んになったので、張道陵よりも、四百年も以前のことである。
— ――『仙書参同契』の解説―― 『古代東洋への郷愁』 青空文庫