辟支
びゃくし
名詞
標準
文例 · 用例
勿論寂心は辟支仏では無かったのである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
爾の求むるところは、阿羅漢も辟支仏もいまだ求むる能わず、また求めんともせざるところじゃ。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
爾時辟支仏あって城下に来りしを、かの五百|牧牛人供養発願して、その善根を以てたとい彼女身死するとも残金五百銭を与えて、約のごとく彼と交通せんと願懸した。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
さて仏の命に従い、五百の乞食上りの比丘が、北洲に往って、自然成熟の粳米を採り還って満腹賞翫したので、祇陀太子大いに驚き、因縁を問うと、仏答えて、過去|久遠無量無数不可思議|阿僧祇劫と念の入った長い大昔、波羅奈国に仙山ありて辟支仏二千余人住む。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
散檀寧と名づくる長者方へ辟支仏千人供養を求むるに、供養した。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
長者|恒に供養の時至るごとに一人をして辟支仏に往き請ぜしめた。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
辟支山 古沙山 谷那鉄山 帯山 久礼山 荷山 居層山 怒受利之山 任叙利山などがそれであって、皆韓地の山である。
— 木暮理太郎 『マル及ムレについて』 青空文庫