俗見
ぞっけん
名詞
標準
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文例 · 用例
日本の詩壇一般、及び淺薄なる世間の俗見が見る野口米次郎氏は、正に世界的詩人の無意味な空語で「神殿に奉られてゐる道化者」の觀がある。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
この章のついでに於て、簡単に稚愚の俗見を啓蒙しておこう。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
この俗見の誤謬について、ついでに此処で一言しておこう。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
此処では故意にそれを除いて、他のより表面的なる誤った俗見について啓蒙しよう。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
貧を厭い富を欣ぶの念を今少し緩くするか、もしくはこれを放下しさえすれば、幸福を生じ、もしくは幸福であり得るものを、貧即不幸福の俗見に囚わるることの甚しい為に、却て幸福を失していることは甚だ多い。
— 幸田露伴 『貧富幸不幸』 青空文庫
俗見が当然な行為と認めて通していることでも、インテリゲンツィアとしての自主的な判断、その行為の社会的価値の評価に立って、敢てしないところにある。
— ――インテリゲンツィアと民主主義の課題―― 『誰のために』 青空文庫
平野氏が、小林多喜二の死を英雄的に考えることは、要するに一つの俗見であって、それは日本の民主主義そのもののうちに尾をひいている封建性であるとし、その幻想をはいで見せようと試みているなら、それは目標を誤って重大な過失となった。
— ――インテリゲンツィアと民主主義の課題―― 『誰のために』 青空文庫
フランスにおける自然主義が、宗教と俗見でこね上げられた精神の神聖に対立させて、人間の生物的な獣的面という二元的な見かたで肉体の問題を見たのも、自然科学に機械的に結びついた近代精神の歴史性を語っている。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
作例 · 標準
この問題に対する俗見は多いが、科学的な根拠はない。
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彼は、世間の俗見に惑わされることなく、独自の調査を進めた。
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「みんながそう言うから」というのは、単なる俗見に過ぎない場合がある。
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