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存外

ぞんがい
形容動詞名詞-の形容詞副詞名詞
1
標準
beyond expectation
文例 · 用例
どうせ目下が精神の貧寒時代であることは分つてゐますし、詩人が存外の苦吟をするのであることも分つてゐるのですから、もつとあけすけにして、もつと具体的なことを論ずることが、詩壇の急務ではありますまいか。
中原中也 近時詩壇寸感 青空文庫
何しろ是等三様式は極めて短い詩形であるから、語自体の力が、語を駆使する作者の力よりも存外に大きいものであることは明瞭であらう。
中原中也 新短歌に就いて 青空文庫
この豚存外に心利きたる奴にて甲斐々々しく何かと世話しくれたり。
寺田寅彦 東上記 青空文庫
それから、また志士や学者が言っているような「民衆」というような人間は捜してみると存外容易に見つからない。
寺田寅彦 春六題 青空文庫
白剥山の入口などは、解らなくて、森の中を一行が、離れ離れに迷うばかり、滝上りまでもやった、一時は絶望に近かった、しかし山腹に辿りついてからは、去年の路が、微かに見分けが出来た、頂は存外変りがなかった。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
高峰の雪というと、誰でもその高潔を予想するが、新雪はともかく、いわゆる万年雪の状態にあるものは、表面は雨水が流れたり、崖の砂が塗られたり、偃松の枯枝が散ったりして、存外に汚ないものが多い。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
読者のうちにはそういうことに気がついている人は多いであろうが、わざわざ著者に手紙をよこしたりあるいは人伝てに注意をしてくれる人は存外きわめて稀である。
寺田寅彦 随筆難 青空文庫
紺屋の白袴、医者の不養生ということもあるが、物理の学徒等が日常お互いに自由に話し合う場合の用語には存外合理的でないものが多数にあって、問題の「速度のはやい」などもその一例である。
寺田寅彦 随筆難 青空文庫
作例 · 標準
彼女は存外、料理が上手で驚いた。
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試験は存外に難しく、思ったよりも点が取れなかった。
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彼の話は存外に面白く、時間が経つのも忘れて聞き入ってしまった。
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