不評判
ふひょうばん
名詞形容動詞
標準
bad reputation
文例 · 用例
フロオベエルはおのれの處女作、聖アントワンヌの誘惑に對する不評判の屈辱をそそがうとして、一生を棒にふつた。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
フロオベエルはおのれの処女作、聖アントワンヌの誘惑に対する不評判の屈辱をそそごうとして、一生を棒にふった。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
私の下手な挨拶、それでも父のゐない家では、私が戸主なのだから、それに偶にしか帰つて来ない田舎のことだし、私自身は不評判な息子なのだからと思ふと、せいぜい世俗的な丁寧さをもつてくる私の挨拶を見て、弟はあてが外れたといふ顔をしてゐたし、私自身も一寸恥しくなつた。
— 中原中也 『亡弟』 青空文庫
私の顏に就いてのうちの人たちの不評判も絶頂に達してゐた。
— 太宰治 『思ひ出』 青空文庫
私は、私の友がうちの人たちに不評判でないやうに祈つた。
— 太宰治 『思ひ出』 青空文庫
けれども、あの山椒魚の失敗にしても、またこのたびの逸事にしても、先生にとっては、なかなか悲痛なものがあったに違いない、と私には思われてならぬので、前回の不評判にも懲りずに、今回ふたたび先生の言行を記録せむとする次第なのである。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
田舎者の私には、その不評判のたたきも、別に饂飩粉くさくも感じられず、非常においしく思われた。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
私の顔に就いてのうちの人たちの不評判も絶頂に達してゐた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
作例 · 標準
あの店は店員の接客態度が悪いと不評判が立ち、客足が遠のいてしまった。
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彼は金に汚いという不評判のせいで、大事な商談を逃してしまった。
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鳴り物入りで始まった新政策だったが、手続きの煩雑さから市民の間ではすこぶる不評判だ。
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