気さえする
きさえする
表現動詞-サ変-する
標準
to have a certain mood or feeling
文例 · 用例
ここから声をかければ、その幽霊があの窓をあけて首を差し伸べそうな気さえする。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
園子のおなかは、ぶんまわしで画いたようにまんまるで、ゴム鞠のように白く柔く、この中に小さい胃だの腸だのが、本当にちゃんとそなわっているのかしらと不思議な気さえする。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
私が、麻川氏の部屋と敢えて書くのは、この頃の麻川氏の部屋は、大川赫子によって殆ど領されて居る形であって最もよく混成された麻川氏と赫子の意志が、麻川氏の部屋の意志と呼んで好いような気さえする。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
沈鬱な気さえするのである。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
病院に行ってみると、きのうの受験生が、また全部集っているような気さえする。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
読めば、たいてい感心するのですが、とにかく、皆よく、さっさと書けるものだと、不思議な気さえするのです。
— ――ひそひそ聞える。なんだか聞える。 『鴎』 青空文庫
新しい日本の特徴は、そんなところにあるような気さえする。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
もっと驚いたら、後頭部の方へと廻って行って了い相な気さえする。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
作例 · 標準
最近、誰かに見られている気さえするんだ。
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この静けさの中では、時間が止まっている気さえする。
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彼の話を聞いていると、まるでその場にいる気さえしてきた。
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彼女の熱意に触れると、自分も頑張れる気さえしてくる。
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