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来男

らいおとこ
名詞
1
標準
文例 · 用例
「元来男らしくないぜ。
夏目漱石 手紙 青空文庫
そして、有妻の男子が他の女と通ずる事を罪悪とし、背倫の行為とし、唾棄すべき事として秋毫寛すなき従来の道徳を、無理であり、苛酷であり、自然に背くものと感じ、本来男女の関係は全く自由なものであるという原始的事実に論拠して、従来の道徳に何処までも服従すべき理由とては無いのだと考えたとする。
石川啄木 性急な思想 青空文庫
あの時代でも只今でも同じ事で、婦人はそのような、醜い、邪悪な、生存競争の全部を、世界始まって以来男性に任せ切りで、自分たちは皆申し合わせたように美と愛の生活を独占して参りました。
夢野久作 少女地獄 青空文庫
このことを逆にみれば、散文の著作では従来男のかいた論文の調子にそれなり追随する結果ともなって、晶子でなければ求められない論調の表現、リズム、詩性にまでたかめられた理性の光波というものは、見出されないままに止まったのである。
宮本百合子 婦人と文学 青空文庫
またそのほか、ひとは万物の霊長で「日の友」だとか、人は地上において唯一の尊いものだから「ひとつ」の略であるとか、いろいろな解釈もありますが、古来男子をことごとく彦といいます。
高神覚昇 般若心経講義 青空文庫
尤も従来男子の専有であつた職業に女子が参加して、男子と同じ丈け又は其れ以上の効果を挙げ得るかも知れないから、男子は従来の独占を捨てて有らゆる職業を女子に開放する時機が早晩来ることを自分は期待する。
與謝野寛、與謝野晶子 巴里より 青空文庫
二つの私立の女子大学、数多い私立の女子専門学校等は従来男子の受ける教育水準よりも常に低い水準によって教育されてきた。
宮本百合子 今日の日本の文化問題 青空文庫
私は江戸以来男ながら小さな雛を持っていたのを飾ったが、弟の大之丞が自分にも欲しいなどというのを、私は手を触らせないようにするので、よく喧嘩をした。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫