通運
つううん
名詞
標準
transportation (of freight)
文例 · 用例
年齡を積むに從つて短く感ずる月日がさういふ間に循環して、くすんで見えることの多い江戸川の水を往復する通運丸の牛が吼えるやうな汽笛も身に沁みて、冬の寒さが酷くなると以前からの癖で腰に疼痛を感ずることがあつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
荷物は大抵通運に託したといつて室内がからりとして鞄一つだけが殘されてあつた。
— 長塚節 『教師』 青空文庫
いつもわたる渡良瀬川の渡しを渡って土手の上に来ると、ちょうど眼の前を、白いペンキ塗りの汚れた通運丸が、煙筒からは煤煙をみなぎらし、推進器からは水を切る白い波を立てて川をくだって行くのが手にとるように見えた。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
気象台員の雨乞ひ8・9(夕)「暴風が来る猛雨が来る九日から十二三日までの間に」 七日の正午頃藤原中央気象台大阪出張所長は梅田の通運会社の二階で、額の上に巻雲のやうな皺を寄せて心配さうに言つた。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
ずつと昔はこの城崎も、舟の便宜による交通運送の業を主にして、それによつて土地の人達が生活を營んで來たものであつたといふ。
— 島崎藤村 『山陰土産』 青空文庫
八十四 芳太郎が、中村の知っているある通運会社へ出ることになってから、お庄も時々外へ出られるようになった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
」と、中村はその時自分の知っている通運会社のことを言い出した。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
丁度震災後間もなくのことであつた、まだ交通運輸の状態も平生に復して居らず、時折罹災者と称して金の無心をする者が訪ねて来たり、何となく物情騒然たる雰囲気の漂つてゐた頃、一人の青年が吉田二本松の私の寓居をおとづれた。
— 河上肇 『随筆「断片」』 青空文庫
作例 · 標準
港から倉庫までの通運業務を専門の業者に依頼する。
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物流の効率化を図るため、通運システムの見直しが行われた。
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通運業界は人手不足という深刻な課題に直面している。
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