寝しな
ねしな
名詞
標準
just before going to bed
文例 · 用例
それが、見世ものの踊を済まして、寝しなに町の湯へ入る時は、風呂の縁へ両手を掛けて、横に両脚でドブンと浸る。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
この夢を見た夜は寝しなに続日本紀を読んだ。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
――酒は、宵の、膳の三本めの銚子が、給仕は遁げたし、一人では詰らないから、寝しなに呷ろうと思って、それにも及ばず、ぐっすり寐込んだのが、そのまま袋戸棚の上に忍ばしてある事を思い出したし、……またそうも言った。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
十九 女房は語続けた――「お稲ちゃんが、そんなに美しく身のまわりの始末をしたのも、あとで人に見られて恥かしくないように躾んでいたんだわね――そして隙さえあれば、直ぐに死ぬ気で居たんでしょう、寝しなにお化粧をするのなんか。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
泣くっていえばね、僕は寝しなに、珈琲をのむ癖がある。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
寝しなに胸を圧していたあの感傷も迹なく消えた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
寝しなにしますか、それとも颯と流してから喫りますか。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
大家にならずともよし、傑作を書かずともよし、好きな煙草を寝しなに一本、仕事のあとに一服。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
作例 · 標準
寝しなに読む本を探しに、書斎へ向かった。
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子供たちは寝しなまで遊びたがるが、早く寝かせなければならない。
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母は寝しなに、いつも私に昔話を聞かせてくれた。
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