強直
きょうちょく
形容動詞名詞-の形容詞名詞
標準
rigidity
文例 · 用例
全身がしびれ、強直して動けなくなったが、それが「電気のせい」だと思われた。
— 寺田寅彦 『夢判断』 青空文庫
眼前を過ぎる幻像を悲痛のために強直した顔の表情で見詰めながら、さながら鍵盤にのしかかるようにして弾いているショパンの姿が、何か塹壕から這い出して来る決死隊の一人ででもあるような気がするのである。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
用がすんだら弛緩してもいいはずの緊張が強直の状態になってそれが夜までも持続して安眠を妨げるようなことがおりおりある。
— 寺田寅彦 『映画と生理』 青空文庫
前半身を三重四重に折り曲げ強直させて立ち上がった姿は、肩をそびやかし肱を張ったボクサーの身構えそっくりである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
このように楽器の部分としての手首、あるいはむしろ手首の屈曲を支配する筋肉は、少しも強直しない、全く弛緩した状態になっていて、しかもいかなる微細の力の変化に対しても弾性的に反応するのでなければならないのである。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
玉突きをするのにキュー尻のほうを持つ手の手首を強直しないよう自由に開放することが必要条件である。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
枯枝は思い存分に強直していた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
あるものは強直した死體の手の指を強ひてまるめて拳固を造り、心臟を持出して大さを較べて見た。
— 有島武郎 『實驗室』 青空文庫
作例 · 標準
激しい運動の後、ふくらはぎの筋肉に「強直」を感じ、つりそうになった。
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「強直」した関節は、ゆっくりとストレッチしてほぐしていく必要がある。
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寒さが厳しく、体全体が「強直」してしまった。
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ウィキペディア
強直(きょうちょく、ankylosis、anchylosis)とは関節部の骨および軟骨の変形や癒着が原因でおこる関節可動域制限のことである。硬直は筋肉が硬くなることであり、強直性脊椎炎、顎関節強直症、舌小帯強直症、筋強直性ジストロフィー等に用いられる。これにより、強直性痙攣が起こる。線維性強直 関節に線維性癒着で可動性の制限がきたしたもの。腱や靭帯が断裂し、硬くなる。顎関節強直症で見られる。 軟骨性強直 関節に軟骨性癒合して可動がある程度、制限される。 骨性強直 関節面が骨性に癒合して関節可動域が完全に失われたもの。特に脊椎や関節が硬くなる。強直性脊椎炎、関節リウマチで見られる。
出典: 強直 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0