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馴れた

なれた
形容詞-語幹
1
標準
domesticated
文例 · 用例
九月十月十一月太宰治     (上) 御坂で苦慮のこと 甲州御坂峠の頂上に在る茶店の二階を借りて、長篇小説すこしづつ書きすすめて、九月、十月、十一月、三つきめに、やつと、茶店のをばさん、娘さん、と世間話こだはらず語り合へるくらゐに、馴れた
太宰治 九月十月十一月 青空文庫
娘さんも呆れたらしく、私の部屋を拭き掃除しながら、お客さん、馴れたら惡くなつたわね、としんから不機嫌さうに呟いた。
太宰治 九月十月十一月 青空文庫
ここでも、私は、はじめは氣味わるいほど音無しく、さうして、三つきめくらゐに、やつと馴れて、馴れたとたんに惡くなつて、仕事をなまけ、さうして他所へ行くだらう。
太宰治 九月十月十一月 青空文庫
と、近頃では教師も生徒も以前よりは自分に馴れたことや、父兄からの投書も間々になつたことを思起した。
中原中也 校長 青空文庫
厳かな入学宣誓式が行われて、自分も大勢の新入生の中にまき込まれて大講堂へ這入ったが、様子が分らないのでまごまごしていると、中に一人物馴れた日本人が居ていろいろ注意してくれて助かった。
寺田寅彦 ベルリン大学(1909-1910) 青空文庫
然し、一体、馴れた坑夫は、そんなに逃げるように慌てて、駈けはしないものだ。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
関八州が急に狭くなったような気がして帰って来たが、東京駅から駒込までの馴れた道筋はその割に存外遠いような気もした。
寺田寅彦 箱根熱海バス紀行 青空文庫
吾等の祖先から二千年来使い馴れたユークリッド幾何学では始末が付かなかった。
寺田寅彦 アインシュタイン 青空文庫
作例 · 標準
この野良猫は、今ではすっかり人間に馴れた顔で日向ぼっこをしている。
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飼い主の手から餌を食べるほどに馴れたインコが、とても愛らしい。
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どんなに凶暴な動物でも、愛情を持って接すれば少しずつ馴れた様子を見せる。
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馴れた(なれた) — 幻辞.com