天井高
てんじょうだか
名詞
標準
ceiling height
文例 · 用例
けれども、美しさは、夜の雲に暗く梢を蔽はれながら、もみぢの枝の裏透くばかり、友染の紅ちら/\と、櫛卷の黒髮の濡色の露も滴る、天井高き山の端に、電燈の影白うして、搖めく如き暖爐の焔は、世に隱れたる山姫の錦を照らす松明かと冴ゆ。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
けれども、美しさは、夜の雲に暗く梢を蔽はれながら、もみぢの枝の裏透くばかり、友染の紅ちら/\と、櫛巻の黒髪の濡色の露も滴る、天井高き山の端に、電燈の影白うして、揺めく如き暖炉の焔は、世に隠れたる山姫の錦を照らす松明かと冴ゆ。
— 泉鏡花 『印度更紗』 青空文庫
二 同志の顔 先にここに入りし際は、穴のように思いしに、夜明けて見れば天井高く、なかなか首をつるべきかかりもなし。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
天井高く釣下げたランプの尻にほとんど水がついておった。
— 伊藤左千夫 『水害雑録』 青空文庫
天井高く釣下げた洋燈の尻に殆ど水がついて居つた。
— 伊藤左千夫 『水害雜録』 青空文庫
アノ、カンカン寅の一家が、わしのところへ押し寄せてきやがった」「ほうほう」私は紫の煙を、天井高く吹きあげた。
— 海野十三 『疑問の金塊』 青空文庫
彼はとりわけ、ほのかに暗いものを愛した、鎧戸閉めて、ガランとした部屋の中、天井高く、湿気に傷む寒々とした部屋の中にて、心を凝らし気を凝らし彼が物語を読む時は、けだるげな石黄色の空や又湿つた森林、霊妙の林に開く肉の花々、心に充ちて――眩暈、転落、潰乱、はた遺恨!
— OEVRES D'ARTHUR RIMBAUD 『ランボオ詩集』 青空文庫
同じ深川節中に於て、絞るやうに固くキリ/\と巻いた豆絞りの手拭を天井高く投上げるや、やゝ暫くして落ちて来るその手拭は、依然キリ/\巻絞られたまゝである神技と共に梅坊主双絶となす可きであらう。
— 正岡容 『異版 浅草燈籠』 青空文庫
作例 · 標準
このアパートは天井高があるので、開放感があり広々と感じる。
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理想のマイホームは、天井高を高くして圧迫感のない空間にしたい。
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一般的な日本の住宅の天井高は、2メートル40センチ程度だ。
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