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魔宮

まきゅう
名詞
1
標準
文例 · 用例
海の魔宮の侍女であろう。
泉鏡花 燈明之巻 青空文庫
近東の名菓がたわわに実っているところは、魔宮か、魅惑の園のよう。
地軸二万哩 人外魔境 青空文庫
此処には最早旅愁をそゝのかされるやうな物売の呼声を聞くことができぬ、意外に空気は急忙だしいが厳粛なものであつた、私は押し流されるやうにして、この魔宮の正門に達する大理石の舗石の如く、又は、監獄へゆく灰白色の坦道に似た長いプラツトホームを顫へながら急ぎ足に歩いた時の心地は今にも忘れることができない。
北原白秋 新橋 青空文庫
かうして瀉の不可思議は私らの幼年時代に取つては實に怪しくも美くしい何かしら深い秘密を秘めた恐怖と光の魔宮であつた。
北原白秋 思ひ出 抒情小曲集 青空文庫
」「とにかく、あのマラッカ海峡というのは地上の魔宮だよ。
横光利一 旅愁 青空文庫