時人
じじん
名詞
標準
contemporaries
文例 · 用例
そんな時人は謂ふ所の指導原理もがなといふことになる。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
之を心理的に見ても、物だけで結構なぞといつてる時人は言葉に響きを持つてゐようことはない。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
斯かる時人はどうしても或る根原を設定せねばならぬ。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
別に花々しく世のなかの視聽を欹てたといふ譯でもなく、流行の新人を送り出した譯ではなかつたが、それの持つてゐた潛勢力は當時人も知り私達も自信してゐた。
— 梶井基次郎 『『青空』のことなど』 青空文庫
少時人の住まない、裏家の庭で、此の折から又颯と雲ながら月の宿つた、小草の露を、搖こぼしさうな蟲の聲。
— 泉鏡太郎 『淺茅生』 青空文庫
(この時人々の立かかるを掻払う)六根清浄、澄むらく、浄むらく、清らかに、神に仕うる身なればこそ、この邪を手にも取るわ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
横町の小児が足搦の縄を切払うごときは愚なこと、引外して逃るはずみに、指が切れて血が流れたのを、立合の衆が怪んで目を着けるから、場所を心得て声も懸けなかったほど、思慮の深い女賊は、滝太郎の秘密を守るために、仰いでその怪みを化榎に帰して、即時人の目を瞞めたので。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
先刻より死骸の胸に手を載せて、一心に容体を伺いいたる医師は、この時人々を見返かえりて、「どうやら幽に脈が通う様です。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
作例 · 標準
その時代を代表する時人たちが、この会議に集まった。
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彼の作品は、同時代の芸術家たちに多大な影響を与えた。
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「あの出来事について、当時の時人はどう考えていたのだろうか?」と歴史家は問いかけた。
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