スケルツォ
スケルツォ異読 スケルツオ
名詞
標準
scherzo
文例 · 用例
もっとも正当なソナタやシンフォニーのように四楽章から成る場合だと、第一章が通例早いテンポのソナタ形式のもの、第二章がいわゆるスロームーヴメントで表情豊かな唱歌形式のもの、第三章が軽快な舞踏曲のようなもので、往々|諧謔的なスケルツォが使われる。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
ところが第三楽章の十二句になると、どうもだいぶ気が軽くなり行儀がくずれてはれた足を縁へ投げ出したり物ごとにだだくさになったり隣家とけんかをしたり雪舟の自慢をしたりあばたの小僧をいやがらせたり、どうもとかくスケルツォの気分が漂って来る場合が多いようである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
さて、いよいよ名残十二句のスケルツォの一楽章においては奔放自在なる跳躍を可能ならしむるため、最後から一つ前の十一句目までは定座のような邪魔な目付け役は一つも置かないことにしてある。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
君はショパンがマヂョルカ島で作つたといふ幾つかのプレリュードやスケルツォを知つてゐるか?
— 坂口安吾 『狼園』 青空文庫
最も入っているのは「序曲」と「夜想曲」と「スケルツォ」と「結婚行進曲」くらいで、この曲が全部入っているわけではない。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
「スケルツォ」はトスカニーニのニューヨーク・フィルハーモニーを指揮したビクター・レコード(JD一四九八)が見事なものである。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
話は少し違うが、「スケルツォ」をピアノに編曲して、ラフマニノフの弾いているレコードは良い。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
即興曲の中わけても「幻想即興曲」の甘美さ、円舞曲のうち「華麗円舞曲」の雄麗さ、「円舞曲|嬰ハ短調」の幽婉さ、二十四曲の練習曲、四曲のスケルツォ、三曲のソナタ、四つの譚歌、哀れ深き夜曲の数々、二十四の前奏曲、十数曲のポロネーズ、夥しきマズルカ、――数え来るとショパンの作品は際限もない。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
作例 · 標準
ショパンのスケルツォ第2番は、激しさと優美さが共存する名曲だ。
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交響曲の第3楽章に、急速なテンポのスケルツォが配置されている。
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スケルツォ特有の諧虐的な雰囲気を出すために、もっとアクセントを強調しよう。
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ウィキペディア
スケルツォ(scherzo)は、楽曲の区分に用いられる名前のひとつ。イタリア語で「冗談」を意味し、語源的にはふざけた音楽を指すが、その意味あいは形骸化していった。諧謔曲(かいぎゃくきょく)。
出典: スケルツォ — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0