薬酒
やくしゅ
名詞
標準
alcoholic beverage for medicinal purposes
文例 · 用例
彼は台の上に出してくれる大きな盃を取って、女から薄黄色っぽい薬酒をついで貰うなり一杯ぐっと飲み干した。
— 金史良 『天馬』 青空文庫
でも彼が泥酔するまでにはこの薬酒なら六十杯は少くとも必要とせねばならなかった。
— 金史良 『天馬』 青空文庫
僕は今も明子さんのことを忘れていやしないぞ」 気の弱い田中は彼の口まかせに喋りたてる言葉にいい加減うんうんと肯きつつ、口を窄めて薬酒を少しばかり嘗めるふりをした。
— 金史良 『天馬』 青空文庫
肩に載せて居るのは重い桶で、その中にあるものは薬酒と見えます。
— RIP VAN WINKLE. EINE NACHGELASSENE SCHRIFT VON DIETRICH KNICKERBOCKER. 『新浦島』 青空文庫
何故この山奥へ、薬酒を一桶負うて這入るか。
— RIP VAN WINKLE. EINE NACHGELASSENE SCHRIFT VON DIETRICH KNICKERBOCKER. 『新浦島』 青空文庫
一所に来た男は桶の薬酒を大きな瓶に分けて入れましたが、入れ仕舞ふとリツプを喚んで、異人達のお酌をさせました。
— RIP VAN WINKLE. EINE NACHGELASSENE SCHRIFT VON DIETRICH KNICKERBOCKER. 『新浦島』 青空文庫
リツプは段々に怖いと羞かしいとを忘れて、渠等の見ないを僥倖に薬酒を試めして見ると、上等の杜松子酒の様な味がしました。
— RIP VAN WINKLE. EINE NACHGELASSENE SCHRIFT VON DIETRICH KNICKERBOCKER. 『新浦島』 青空文庫
純|糯米から作るというここの薬酒(ヤクチュウ清酒)の味は忘れられない。
— 柳宗悦 『全羅紀行』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は健康のために、毎晩寝る前に自家製の薬酒を小さな杯で一杯だけ飲む。
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漢方薬局で勧められた薬酒は、独特のハーブの香りがして体が芯から温まる。
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冬の寒い時期には、高麗人参を漬け込んだ薬酒が冷え性に効くと重宝されている。
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