匂わせる
におわせる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to give off (a smell, scent, aroma)
文例 · 用例
大空を藍色に見せ、夕日を黄金色に沈ませ、都大路の色硝子に曇って、文明の悲哀を匂わせる。
— 夢野久作 『塵』 青空文庫
そして、そのメーカーは、宣伝にケイのダイナブックのことを匂わせる『みんなこれを目指してきた』というコピーを使った。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
それは橋の上の群衆が、死者を前にして、盛んに哄笑している裡に、あまり多くの人々を載せていた橋は、その重みに堪えずして墜落し、今まで死者を嗤っていた人達の多くが、溺死をすると云う筋で、作者の群衆に対する道徳的批判を、その裡に匂わせるつもりであった。
— 菊池寛 『死者を嗤う』 青空文庫
江戸城を匂わせるような城も見えない。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
原稿紙に香水を匂わせるという優にやさしい堤千代も、吉屋信子も、林芙美子も、女の作家ながらその方面の活躍では目ざましかった。
— 宮本百合子 『商売は道によってかしこし』 青空文庫
私はこれこれだと答えて、ついでに今の窮境を匂わせると、その男は頷いて、「君はそれじゃ、今日出たってどこへ行く当もねんだろう。
— 小栗風葉 『世間師』 青空文庫
」 東野とのその後の潔癖な事情を、暗に久慈に匂わせるような真紀子の云いぶりも、も早やそのようなことをする必要のない場合だったが、久慈はそれを、東野に愛情を瀝いでいる真紀子の安らかさの結果だと感じた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
と云うのは、小六の襟首に、一つ胡桃大の結節の痕が現われていて、どうやらそれが、他殺を匂わせるのだった。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
作例 · 標準
春の野原を歩くと、踏みしめた草が青臭い香りを匂わせる。
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お香を焚いて、来客を迎える前に玄関を良い香りで匂わせておこう。
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焼きたてのパンが、店の外まで香ばしい匂いを匂わせている。
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標準
to hint at
作例 · 標準
監督のインタビューは、次戦で新戦力を起用することを匂わせる内容だった。
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彼は自分の過去について、何か重大な秘密があることを匂わせる話し方をする。
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企業の広報担当者は、来月の新製品発表を匂わせる告知をSNSで行った。
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