運搬費
うんぱんひ
名詞
標準
transportation charge
文例 · 用例
とにかくその七月いっぱいに私のした仕事は、一、北極熊|剥製方をテラキ標本製作所に照会の件一、ヤークシャ山頂火山弾運搬費用|見積の件一、植物標本|褪色調査の件一、新番号札二千三百枚調製の件 などでした。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
仮りに、其処からどんな穀物が出ようが、その間の運搬費を入れただけで、とても市場に出せる価格に引き合わなかった。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
そのなかから肥料代に五十圓、選別費に九圓、薪代に十七圓、煙草耕作組合の負擔金七圓、その他收納所までの運搬費、繩代、包裝の薦代など、合せて百圓からの金が差し引かれる。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
但し、本島に於て主なる木材トドマツ、エゾマツ、落葉松の三種にして、就中落葉松は材質強く、土中又は濕地にも腐朽せざる點よりして、枕木には、適當するも、伐木工賃及び運搬費の關係と利益少きとの爲め、北海道の栓、タモ等の枕木に及ばず。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
一木何十両、一石数百両なぞという――無論いまより運搬費にかかりはしたであろうが贅沢を競った。
— 長谷川時雨 『お墓のすげかえ』 青空文庫
死んだ時には重い棺桶に入れて、支那の棺桶は隨分頑丈なもので運搬費もかかるのですが、たとへ外國に出稼ぎして居つても、また人間到處有青山などとは云ひますけれども、事實としては皆故郷に歸つて祖先の塋域に葬られると云ふのが支那の大體の風俗であります。
— 桑原隲藏 『支那の古代法律』 青空文庫
『転々する間に受けるにきまっている摩擦による量目の減少にギニイ貨を委ねないことによって生ずる節約、並びに運搬費の節約は、著しいであろう。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
ともかく船を岸へ寄せて採取にかかったが、その辺の暗礁は両側へ急傾斜しながら深くなっているという性の悪いヤマで、貝はといえば屯三百ドルせいぜいの、運搬費のほうが高くつく黄貝の駄物ばかり。
— 久生十蘭 『三界万霊塔』 青空文庫
作例 · 標準
例句