玄旨
げんし
名詞
標準
文例 · 用例
九季面壁非遇然苦行即意志玄旨信道無天然達磨天下文人飯袋子 酔客が腕をふるつたといふこんな七言絶句が壁に誌されてある空々庵といふ彫刻家のアトリヱである。
— 牧野信一 『ブロンズまで』 青空文庫
といって、本曲、そのものの玄旨に傾倒して、他を顧みずというほどに、妙味がわかって吹くというわけでもないのです。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
其幽齋が門人の宮本孝庸の問に答へた事としてある時に孝庸玄旨法印に世間の便になる書は何をか第一と仕るべきと尋ねさせければ、源氏物語と答へたまひし。
— 内藤湖南 『應仁の亂に就て』 青空文庫
泰勝寺の山号はいうまでもなく、細川家の中祖細川|藤孝(幽斎)の泰勝院徹宗玄旨の法名から取ったものであるが、その細川幽斎と妙心寺禅林とのあいだがらは、ずいぶん密接なものだったらしい。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫