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一くさり

ひとくさり
名詞
1
標準
passage in a discourse
文例 · 用例
「新仏教」明38・1二 今一くさり理窟を云って置かねばならぬ。
伊藤左千夫 家庭小言 青空文庫
と、丁度その時、フオツクス・トロツトの一くさりが終つた處だつた。
南部修太郎 ハルピンの一夜 青空文庫
牧師が賛美歌の番号を知らすと、堂のすみから、ものものしい重い、低い調子でオルガンの一くさり、それを合図に一同が立つ。
国木田独歩 あの時分 青空文庫
「ですから、どじょうでも食わにゃ遣りきれんのですよ」 実はこの一くさりの老人の仕方は毎度のことである。
岡本かの子 家霊 青空文庫
と、折柄ダンスの一くさりが終つたばかりで、亞麻色髮の若男爵フレデリックはその踊相手と、黒髮の持主の美しい夫人のイングンは夫の友達の一人と、何れも自分達の食卓に戻る所だつた。
――スウェーデンの殺人鬼―― 死の接吻 青空文庫
この先妻についても、まず、一くさりのお話はあるでございますが、それは余事ゆえに申さずとも宜しかろ。
泉鏡花 春昼 青空文庫
姉さんは、身体を反り曲げて、おっほほと笑うと、何か歌の一くさりでも歌うように咽喉を転がした。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
此れが有名な石垣山の一夜城であって、湯本行のバスの中なんかで、女車掌が必ず声を張り上げて一くさりやる物語りである。
菊池寛 小田原陣 青空文庫
作例 · 標準
彼のスピーチの最後に、心に残る一くさりがあった。
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物語の冒頭の一くさりに、読者は強く引き込まれた。
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議論の中で、彼は何度も同じ一くさりを繰り返した。
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