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暗黙の了解

あんもくのりょうかい
表現名詞
1
標準
tacit understanding
文例 · 用例
「じっくり読むときは紙」という暗黙の了解が、作る側使う側の双方にあって、画面で快適に読む工夫は、これまでほとんど試みられてきませんでした。
富田倫生 本の未来 青空文庫
これは私と彼との間の暗黙の了解事項だが、私達が非常に親しくなったことについては、当分のうち他に知られたくない事情があった。
豊島与志雄 秦の憂愁 青空文庫
戦争のこと、蜜柑畑のこと、温泉のこと、病気のこと、奇術のことなど、話題はさまざまに変転し、而も二人の間だけの暗黙の了解の上に変転したので、第三者には何のことかよく分らなかった。
豊島与志雄 塩花 青空文庫
従而、公然と行ふことは出来ないが、暗黙の了解によつて外出も出来るのである。
坂口安吾 盗まれた手紙の話 青空文庫
色々な機会の色々な暗黙の了解によって、野本氏自身もそう信じていた。
江戸川乱歩 恐ろしき錯誤 青空文庫
もう十分暗黙の了解が成立っていると確信していたにも拘わらず、Tはまだ仕事以外の言葉を話しかける勇気がなく、相変らず帳簿のことなぞを話題にしてS子と話していました。
江戸川乱歩 算盤が恋を語る話 青空文庫
知ってはいないと同時に、知る必要はどこにもないのだという、暗黙の了解のようなものが、エマニュエルがこの小屋に住みついて三日とたたないうちに、僕たちのあいだには出来あがった。
片岡義男 波乗りの島 青空文庫
彼は事件の証人として、友達の予審判事から一応の取調べを受けたが、それが済んでも退席せず、人々の暗黙の了解を得て、その場に居残っていた訳である。
江戸川乱歩 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗黙の了解について考えている。
暗黙の了解という言葉は日本語で重要だ。
彼は暗黙の了解の意味を理解している。
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