代書人
だいしょにん
名詞
標準
scribe
文例 · 用例
勘当ではない自分で追出て、やがて、おかち町辺に、もぐって、かつて女たちの、玉章を、きみは今……などと認めた覚えから、一時、代書人をしていた。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
老家長は代書人だった。
— しっぷ・あほうい! 『踊る地平線』 青空文庫
彼もいつの間にか代書人になつてゐるのだ。
— 武田麟太郎 『反逆の呂律』 青空文庫
そうなった暁には、もうどんなに自分の渾名に小細工をして高尚らしく見せかけようが、または代書人などの手を通じて古い権門の家名を賃借しようが、結局なんの役にも立ちはしない。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
代書人などに一文だって余計な金を取られたくなかったので、彼は登記の書類も自分で文案をつくり、自分で認ため、自分で写しを拵らえることに決めた。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
かうして私は、まだ十六の少年で独りぽつち世の中へ放り出されたのであつたが、それから代書人の書生になつたり、弁護士の事務員になつたり、大阪へ行つて郵便局に勤めたり、あつちに半年こつちに一年と転々として歩いた後、今度は郷里に帰つて小学校の教師になり、更に志を立てて東京へ遊学に出ることになつたのであつた。
— 加能作次郎 『乳の匂ひ』 青空文庫
其日々々の暮しには何程の事もいらないとしても、未決監にいる夫への差入、代書人や弁護士に支払う高と云うものは少からぬものだった。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
かれは代書人の息子である。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
作例 · 標準
遺言書の作成を考えているなら、専門の代書人に依頼するのが安心だ。
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彼は村で唯一の代書人として、長年住民の相談に乗ってきた。
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代書人は、法律に詳しくない人々のために重要な役割を果たしている。
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