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年輩

ねんぱい
名詞
1
標準
文例 · 用例
二人は同じ職業の婦人であり、一人は死んだ良人の親友で、彼女とも家族的に親しくしていたところの、相当年輩に達した老哲学者であった。
萩原朔太郎 ウォーソン夫人の黒猫 青空文庫
私の親が私にして呉れたのと、私の親ほどな年輩の世間の他人野郎とは、何と云うひどい違い方だろう。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
笹本は三十そこそこの年輩で、女のように優しい顔立ちであった。
――生きる為に―― 山谿に生くる人々 青空文庫
もう四十に間もあるまい、と思われる年輩で、仕事も委しく、大抵の仕事には兄哥株だったが、たった一つの欠点があった。
――生きる為に―― 山谿に生くる人々 青空文庫
そこでは豚の児を引つ張り出して、万福位の、未だ学校に上らない年輩の子供たちが、その耳を掴んで、丸つこい背に乗つて遊んでゐた。
葉山嘉樹 万福追想 青空文庫
その頃同年輩の中学生で喫煙するのはちっとも珍しくなかったし、それに父は非常な愛煙家であったから両親の許可を得るには何の困難もなかった。
寺田寅彦 喫煙四十年 青空文庫
壇に向かって後ろ上がりに何列となく並んだ椅子の列には、色々の服装をした、色々の年輩の議員達の色々の頭顱が並んでいた。
寺田寅彦 議会の印象 青空文庫
それから後に気を付けて見ると同年輩の友人の中の誰彼の額やこめかみにも、三尺以上|距れていてもよく見えるほどの白髪を発見した。
寺田寅彦 厄年と etc. 青空文庫