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名詞
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標準
文例 · 用例
一は成功の余沢を広く他に及ぼし、一は未だ広く余沢を及ぼさぬと云うに過ぎぬ、俳句はその流れを酌む人が多いから偉大で歌はその流れを酌む人が少いから注意に価せぬとはあまりに浅薄なる評眼と云わねばならぬ。
伊藤左千夫 正岡子規君 青空文庫
結局味いという詞の解釈上に起れる仮定の差別に過ぎないので、味いは無くても面白い歌という事は、味いということを、ある意味に極限した上から出た評に過ぎないのであろう。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
またその蔵する体験と判的知見とは、個人的に獲得したものであるよりは社会的に継承したものである場合が多いかもしれない。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
独断の「甘い」夢が破られて判的知見に富んだ「いき」が目醒めることは、「いき」の内包的構造のところで述べた。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
関東育ちでカントの『純粋理性判』の訳者である天野君はアナゴは知っていたがアマゴを知らなかったのである。
九鬼周造 偶然の産んだ駄洒落 青空文庫
特に僕等のやうな「柔軟な頭脳」の所有者にとつては、あの幾何学公式のやうな書体で書かれた「純粋理性判」の第一頁を読むだけでも、独逸的軍隊教育の兵式体操を課されたやうで、身体中の骨節がギシギシと痛んで来る。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
形而上学者としてのニイチェ、倫理学者としてのニイチェ、文明判家としてのニイチェには、僕として追跡することが出来なかつた。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
私の詩の讀者は勿論、一般に「自由詩を作る人」、「自由詩を讀む人」、「自由詩を評する人」、「自由詩を論議する人」特に就中「自由詩が解らないと言ふ人」たちに讀んでもらふ目的で書いた。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫