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組太刀

くみたち
名詞
1
標準
文例 · 用例
「梶派の組太刀は別して烈しゅうござるが、充分にやって置くと竹刀稽古の会得が楽に参る、呉々も御勉強なさるよう」「はい、忝のう存じます」「ではまた明後日、――」 去ろうとした時、中庭の方から源左衛門が一人の娘を連れて足早にやって来た。
山本周五郎 おもかげ抄 青空文庫
そこで、ただ今からここに集まった者五名で勝抜き試合をしたうえ、最後に勝った者へ古中条流の秘伝、忍び太刀、浮き太刀、飛電、小波、火竜――の組太刀、並びに極意を授け、また娘椙江とめあわせて八重樫の家名を相続させたいと思う。
山本周五郎 半化け又平 青空文庫
早速この趣を届け出でまして」「いや待たれい」 主水は静かに制して、「昼、道場においてわざと負けた手の内といい、またただ今の太刀筋、殊に沼田、伊丹を仕止めたは、正しく古中条流の秘伝、火竜、小波、飛電の組太刀と見た。
山本周五郎 半化け又平 青空文庫
けれど、法は法を知る相手によってこそ行われるので、法もヘチマもない敵に向っては、構えをとり気息を正し、青眼兵字構えなどの組太刀の型どおりを、そのままやっているわけには行かない。
吉川英治 江戸三国志 青空文庫
「勝手なことを云うようだが」と宗兵衛が云った、「組み太刀を一と手頼めないだろうか」 直衛は彼の表情を見まもってから、「いいだろう」と云って家士を呼び、刀を持って来るようにと命じた。
山本周五郎 改訂御定法 青空文庫
「おい、遠廻りはよせ」と直衛は云った、「組み太刀をしたくて来たんじゃないだろう、祝言の日どりでもない、肝心な用はほかにある筈だ、そうじゃないのか」 宗兵衛はあいまいに片手を振り、空を見あげた。
山本周五郎 改訂御定法 青空文庫
躯に故障はないのですから、早朝の沐浴も欠かさず、朝と夕方の二回、くたくたになるまで組み太刀の稽古もしました。
山本周五郎 失蝶記 青空文庫
朝四時に起きて、六時まで組み太刀の稽古を始めたが、木戸の者はぜんぶ稽古に出たし、どうやらこれは続くようであった。
山本周五郎 ちくしょう谷 青空文庫