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枇杷葉

びわよう異読 ビワヨウ
名詞
1
標準
loquat leaf (used in traditional Chinese medicine)
文例 · 用例
同じく昔の郷里の夏の情趣と結びついている思い出の売り声の中でも枇杷葉湯売りのそれなどは、今ではもう忘れている人よりも知らぬ人が多いであろう。
寺田寅彦 物売りの声 青空文庫
朱漆で塗った地に黒漆でからすの絵を描いたその下に烏丸枇杷葉湯と書いた一対の細長い箱を振り分けに肩にかついで「ホンケー、カラスマル、ビワヨーオートー」と終わりの「ヨートー」を長く清らかに引いて、呼び歩いていたようにも思うし、また木陰などに荷をおろして往来の人に呼びかけていたようにも思う。
寺田寅彦 物売りの声 青空文庫
しかしその枇杷葉湯がいったいどんなものだか、味わったことはもちろん見たこともなかった。
寺田寅彦 物売りの声 青空文庫
東京で震災前までは深川へんで見かけたことのあるあの定斎屋と同じようなものであったらしいが、しかし枇杷葉湯のあの朱塗りの荷箱とすがすがしい呼び声とには、あのガッチンガッチンの定斎屋よりもはるかに多くの過去の夢と市井の詩とを包有していたような気がする。
寺田寅彦 物売りの声 青空文庫
その時分の、枇杷葉湯、甘酒――それらは昆布と共に、もう一度、民間の飲み物になってもいい。
直木三十五 大阪を歩く 青空文庫
カルピスなんかよりも、枇杷葉湯は、確に、薬効的であり、甘酒はずっと優れた栄養分を含んでいる。
直木三十五 大阪を歩く 青空文庫
私は、飾窓の装飾を弁えていると同時に、甘酒と、枇杷葉湯の価値も知っている。
直木三十五 大阪を歩く 青空文庫
されど道行くものは子供をつれ傘打ちつぼめし女の外には誰一人この美しき虹には気も付かぬ様子にて、大小に羽織袴の侍も小紋の夏羽織の町人も本家|枇杷葉湯の荷箱また団扇の荷を担ぐ物売の商人も、皆|大なる菅笠に顔をかくし吹風に烈しくもその裾を打払はれ聊か行悩める如き有様を見せたり。
永井荷風 江戸芸術論 青空文庫
作例 · 標準
漢方薬局で、咳を鎮める効果があるという枇杷葉を購入した。
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枇杷葉のお灸は、古くから民間療法として親しまれてきた。
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天日干しにした枇杷葉を煎じて、家族で健康茶として飲んでいる。
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