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理趣

りしゅ
名詞
1
標準
文例 · 用例
もし密教の大道理からいえば、荼枳尼も大日、他の諸天も大日、玄奥秘密の意義理趣を談ずる上からは、甲乙の分け隔てはなくなる故にとかくを言うのも愚なことであるが、先ず荼枳尼として置こう。
幸田露伴 魔法修行者 青空文庫
こゝに此因果を観じて如是本末の理趣を究竟し、根元を断証して菩提心に転じ、一宇の伽藍を起して仏智慧を荘儼し奉り、一念|称名、人天咸供敬の浄道場となせる事あり。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
かくの如きの物語、六道の巷を娑婆にあらはし、業報の理趣を眼前に転ず。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
「勝れた智慧をもっている菩薩は、乃し生死をつくすに至るまで、恆に衆生の利益をなして、しかも涅槃に趣かず」 と『理趣経』というお経に書かれていますが、それが菩薩の念願です。
高神覚昇 般若心経講義 青空文庫
これが今日に傳はる所の『大乘理趣六波羅密{多}經』である。
桑原隲蔵 大師の入唐 青空文庫
元來この般若三藏は日本へも渡航布教の志を懷いて居つた人故、大師に對して特別の眷顧を垂れ、その譯出した『新譯華嚴經』『大乘理趣六波羅密{多}經』等を始め、梵夾三口を授けた次第は、『御請來目録』に載せられて居る。
桑原隲蔵 大師の入唐 青空文庫
然れども余は未だ其生理と性理との相連結するの理趣を講明して、發見するの力に乏しければ、姑く心理と物理とを兩種と爲して之を説き、唯事業上に就きて其統轄隷屬する關係を説かんと爲。
西周 尚白箚記 青空文庫
而してこの般若三藏は曾て、景淨と共に佛經を譯したるも徳宗の爲に非認せられ、更に新組織を爲し譯成したるものは、大乘理趣大波羅密經として一切經中に存す。
イー、エー、ゴルドン 弘法大師と景教との關係 青空文庫