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頭の雪

かしらのゆき
名詞表現
1
標準
white hair
文例 · 用例
あすこだろう、店頭の雪洞やら、軒提灯やら、そこは通った。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
次に七十二三の老婆、世に消残る頭の雪の泥塗にならんとするまで、太く腰の曲りたるは、杖の長の一尺なるにて知れかし。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
ふりにける頭の雪を見る人も劣らずぬらす朝の袖かな と歌い、また、「霰雪白紛紛、幼者形不蔽」と吟じていたが、白楽天のその詩の終わりの句に鼻のことが言ってあるのを思って源氏は微笑された。
末摘花 源氏物語 青空文庫
三木は、青木の村を思ふと屹度蜜柑の季節が浮かびあがる――自分だけ馬に乗つて丘を昇つて行く先頭の雪子が、馬の背から腕を伸して蜜柑をもぎとつた。
牧野信一 ダイアナの馬 青空文庫
書斎かと思って書斎へ行こうとすると、椽側の尽頭の雪江さんの部屋で、雪江さんの声で、「誰?
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
すっかり雪いかぶっちゃって――(ハンカチで頭の雪を払ってやる)そんなに降って来たのかねえ。
三好十郎 樹氷 青空文庫
その時、助七に指さされてみると、黒部の大峡谷を隔てて、金字にそばだつ劔岳の直下、仙人谷源頭の雪を残すあたりに、少しく赭岩の露出するところ、かすかな白いものが眼に入った。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫
作例 · 標準
久々に帰省して会った父は、すっかり頭の雪が増えて老け込んでいた。
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洗面台の鏡を覗き込みながら、「私もとうとう頭の雪が目立つ年齢になったか」とつぶやいた。
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その老職人は頭の雪を揺らしながら、黙々と木材に鉋をかけ続けている。
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苦労の多かった彼女の人生は、その真っ白な頭の雪が雄弁に物語っていた。
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