戻り馬
もどりうま
名詞
標準
文例 · 用例
阿部街道を戻り馬が、遥に、ヒイインと嘶く声。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
が、同じ事を、これ、(旦那衆戻り馬乗らんせんか、)となぜ言わぬ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
諸大名諸公役が通行のおりの荷物の継立ては言うまでもなく、宿人馬、助郷人馬、何宿の戻り馬、在馬の稼ぎ馬などの数から、商人荷物の馬の数まで、日々の問屋場帳簿に記入しなければならない。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
暑い、この頃の陽の下を旅する人は少いから、戻り馬も通らなかった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
戻り馬らしく、から馬である。
— 山本周五郎 『風流太平記』 青空文庫