情にもろい
じょうにもろい
表現形容詞
標準
soft-hearted
文例 · 用例
可哀相にお前は宿世によって情にもろい性質に生れついて来た。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
斯くの如くして阿難よ、お前の罪を遡って考えて見て、お前の罪を生んだと思うところの第一の原因であるお前の情にもろい性格さえも、それは実体の無い因と縁との掛け合せなのが判った事と思う。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
ひとつには、情にもろい編輯長は、村口多鶴子をかばってやりたかった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
情にもろいこと、涙もろいこと――それが僞りものでないだけに缺點だともいへる。
— 長谷川時雨 『下町娘』 青空文庫
このウィンジャマー曲馬団の幌馬車時代から、いま、野獣檻だけでも無蓋貨車に二十台という、大サーカスになるまで、浮沈を共にした、情にもろい気さくな性格は、いまや名実ともにこの一座の大姐御。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
千世子は「女」と一言云った時には情にもろい中にもつんとした力のある生涯の事を約束したりして若しそれが成功しなかったら死ぬまで独りで居る様な信じられる考えのある女ばかりであって欲しいといつでも思って居た。
— 宮本百合子 『千世子』 青空文庫
義に厚く情にもろい吉之助様が、なんでご上人様を見殺しにしましょう。
— 国枝史郎 『犬神娘』 青空文庫
情にもろい十八という年頃の娘は、ただでさえ恋愛や結婚にかたむきやすいのだから、こんなに立派な騎士が気に入らないわけがなかった。
— ある旅人の話 『幽霊花婿』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は「情にもろい」性格で、映画の感動的なシーンではいつも泣いてしまう。
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「情にもろい」あまり、詐欺師の甘い言葉に騙されてしまった。
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動物保護活動家は、皆「情にもろい」人が多いという印象がある。
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