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天下人

てんかびと異読 てんかにん
名詞
1
標準
ruler of the whole country
文例 · 用例
明治二年四月、岩倉|具視宛の書簡に、「即今、内外の大難、危急存亡の秋切迫すること間髪を容れず、抑々昨年来一時の平和の形をなすと雖も、大小藩主|各狐疑を抱き、天下人心|恟々然として、その乱れること百万の兵戈動くより恐るべし……」 と喝破してゐる。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
故ハ浪人ハ関以西強国と聞へし君主、及要路のものと信を通じ有る事、彼飛川先生が天下人物と信を通ずるが如し。
幕閣要人あてか(推定、慶応二年三月) 続 手紙 青空文庫
天一坊の場合は、明かに、かかる者を御落胤として認める事は、天下人心によろしくも無く、御当代の為にも不為じゃ。
直木三十五 大岡越前の独立 青空文庫
帝室は新に偏せず古に黨せず、蕩々平々、恰も天下人心の柄を執て之と共に運動するものなり。
福沢諭吉 帝室論 青空文庫
たとえば政治家たらんと熱する者ありとせよ、なにゆえに政治家たらんと熱するかと聞かば、必ずや天下人心の腐敗とか、政党|宜しきを得ぬとか、ひととおり何人も首肯するような理由を述ぶるであろう。
新渡戸稲造 自警録 青空文庫
併し、名に負う天下人が、一旦所望したからは、いかに宗湛が強情でも遂には命に従わなければならない。
国枝史郎 赤格子九郎右衛門 青空文庫
これを欲するの至情に至りてはあえて天下人士ののちにあらざることを信ず。
徳富蘇峰 将来の日本 青空文庫
大樹公攘夷の為|暫く洛陽に御滞留遊ばさるべき旨御沙汰に付、天下人心安穏に相成り候ところ、はからず明二十三日御下向の趣承り、天下の安危此時に懸り、止むを得ず毛塵の身を顧みず愚案申し上ぐべく候。
服部之総 新撰組 青空文庫
作例 · 標準
天下人となった徳川家康は、二百年以上にわたる安定した治世の礎を築いた。
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かつての天下人たちが築いた城郭を見学し、当時の権力の大きさに圧倒された。
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「彼のように決断力と運を併せ持つ者こそ、天下人にふさわしいと言えるだろう。」
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