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葉数

はかず
名詞
1
標準
文例 · 用例
詩形が短い、言葉数の少ない結果としてその中に含まれた言葉の感覚の強度が強められる。
寺田寅彦 俳句の精神 青空文庫
長い馴染の古いお邸を離れますのも心細い気のすることと私どもめいめい申し合っております」 と言葉数も少なく言って、大納言家の女房たちは今日はゆっくりと話し相手になっていなかった。
若紫 源氏物語 青空文庫
挿しにした紅葉が風のために葉数の少なくなったのを見て、左大将がそばへ寄って庭前の菊を折ってさし変えた。
紅葉賀 源氏物語 青空文庫
文化人気分の多い栗栖とは違って、言葉数も少なく、お世辞もなかったが、どこかのんびりした地方の素封の坊っちゃんらしい気分が、気に入っていた。
徳田秋声 縮図 青空文庫
それまでは口争い一つしたことのない四人の外人の方も、しだいに言葉数が少なくなって、お互いに警戒するような素振りが日増しに募ってゆきました。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
吾輩の主人の我儘で偏狭な事は前から承知していたが、平常は言葉数を使わないので何だか了解しかねる点があるように思われていた。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
けれども席に着いて挨拶をする彼の様子といい、言葉数といい、抑揚の調子といい、すべてが平生の重吉そのままであった。
夏目漱石 手紙 青空文庫
細面の色の白い、言葉数の至つて少さうな人でした。
薄田泣菫 質屋の通帳 青空文庫