幻辞.com

改め役

あらためやく
名詞
1
標準
文例 · 用例
「その代り、小判には、目印があります」「――」「改め役へ差上げて極印を打つ前の、吹き立ての小判ばかり百兩包みました。
和蘭カルタ 錢形平次捕物控 青空文庫
後藤三右衛門は、先祖代々の御金改め役ですが、わけても当代三右衛門は、頗る商才に長けた男で、鳥居甲斐守と結托して悪質の貨幣を鋳造し、物価を釣り上げて、一代に暴富を積んだしたたか者です。
野村胡堂 礫心中 青空文庫
「その代り、小判には、目印があります」「…………」「改め役へ差上げて極印を打つ前の、吹き立ての小判ばかり百両包みました。
和蘭カルタ 銭形平次捕物控 青空文庫
すなわち天明八年の頃、上州武州の百姓が、三千人あまり集まって、五十三ヵ村を鳩合して、絹糸改役所という、運上取り立ての悪施政所の、撤廃一揆を起こした事があったが、裏面にあって指揮をした者が、この松平冬次郎であった。
国枝史郎 十二神貝十郎手柄話 青空文庫
ジュセッペ・キヤラは我国でジョゼフ・コウロと呼ばれ、ころんで後は岡本三右衛門といふ日本名を貰つて、宗門改役の御用をつとめ、四十二年後八十四歳で永眠した。
――ヨワン・シローテの殉教―― イノチガケ 青空文庫
黒板塀の地内には、事務所にあたる金局、鋳造所の吹所、局長の官舎にあたるお金改役御役宅、下役、職人の住むお長屋と四つの廓にわかれ、いまの日本銀行のあるところが後藤の役宅で、金吹町のあたりにお長屋の廓があった。
紙凧 顎十郎捕物帳 青空文庫
金局には、一口に金座人という改役、年寄役、触頭役、勘定役、平役などの役づきの家がらが二十戸ほど居住し、金座人のほかに座人格、座人並、手伝い、小役人などという役があった。
紙凧 顎十郎捕物帳 青空文庫
五十畳ほどの座敷へ二列ならびに帳場格子をおいて、二十人ばかりの勘定役、改役がいそがしそうに小判を秤ったり、包装したりしている。
紙凧 顎十郎捕物帳 青空文庫