ニコッと
ニコッと異読 にこっと・ニコっと
副詞
標準
pleasantly smiling
文例 · 用例
五郎蔵が、T「仲蔵の命は 俺の手の中にあるんだ」 「よっく考えて見ろよ」と五郎蔵、T「殺そうと生かそうと お前の心一つ……」 云われてお光ニコッと笑って、T「古臭いわねえ 其の手は……」 五郎蔵エッと意外の面。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
和尚ニコッともせずその儘読経を続ける。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
すると村瀬は太い親指を鼻先に突き出し、二三度ふりまわしてニコッと笑った。
— 本庄陸男 『前夜』 青空文庫
当直をやつてゐる夜など、ちよろちよろと廊下を伝つて現はれ、当直寝台の上で本など読んでゐる私を見ると、ぺこんと一つ頭を下げてニコッと笑ひ、父親の枕許へ寄る。
— 北條民雄 『続癩院記録』 青空文庫
「アラ今松小父さん――」 ニコッと大きな目で見上げて、「阿父ちゃん御商売」 ちげえねえ、はるばる一つ木から帰って来るんだもの。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
「ざまアみさられ」 ニコッと笑って踏台へ乗り、天井のなかへ手を突っ込んで狼狽え騒いでいるその鼠をつかみ出すと、咽喉から釣針を吐き出させてやり、その代わり鼠の首っ玉へ釣糸を首輪のように巻きつけ、その首輪の結び目へこれも釣のとき浮子の代わりに使う小さな鈴玉をつけて、「ソレ一昨日来い」 と放してやった。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
中にただ一人、それまで化石のように固まってしまっていた父圓太郎の顔の、いつしか桐庵先生の話|半から生色を取り戻し、だんだんニコッと微笑みだし、いまや顔全体がだらしなく大満足に崩れてしまいそうになってきていることを何としよう。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
お八重が棚板を二枚持ってきてニコッと笑っていった。
— 正岡容 『圓太郎馬車』 青空文庫
作例 · 標準
目が合うと、彼女はニコッと微笑んで会釈をしてくれた。
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赤ちゃんがニコッと笑うだけで、周りにいる大人たちは幸せな気分になる。
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「ありがとう」と言われて、彼は照れくさそうにニコッとした。
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