酒粕
さけかす
名詞
標準
文例 · 用例
瓜の粕漬でも食べさせたいが、どうしたわけだか、このごろ酒粕もとんと無いてば。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
それから更に酒粕へ上手に蓄へられゝば迚ても西瓜や甜瓜の遠く及ばない價を保つて珍重されるのであります。
— 長塚節 『白瓜と青瓜』 青空文庫
酒粕の焼いたのはご免だよ。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
出雲の地方では、これに酒粕を入れて煮る。
— 北大路魯山人 『田螺』 青空文庫
酒粕に漬けた茄子が好きだというので、冬のうちから、到来物の酒粕をめばりして、台所の片隅に貯えておき、茄子の出る夏を楽しみに待ち受ける、というような、こまかい神経のくばり方が、種々雑多な食物の上に及んでいたばかりでなく、着物や道具についてもそれぞれに細かい好みがあった。
— 和辻哲郎 『藤村の個性』 青空文庫
ヤタロウ 一旦鹽漬にしたものを出して、甘酒の中に酒粕を入れたものへ漬直すのを、どういふわけでかヤタロウといふ土地がある(富山市近在方言集)。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
ヤタロウ いったん塩漬にしたものを出して、甘酒の中に酒粕を入れたものへ漬け直すのを、どういうわけでかヤタロウという土地がある(富山市近在方言集)。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
酒粕のにおいが、かすかにただよっている。
— 梅崎春生 『狂い凧』 青空文庫
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酒粕(さけかす、酒糟)とは、日本酒などのもろみを、圧搾した後に残る白色の固形物のことである。
出典: 酒粕 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0