山かけ
やまかけ
名詞
標準
foods topped with grated yam
文例 · 用例
二つ目の浜で、地曳を引く人の数は、水を切った網の尖に、二筋黒くなって砂山かけて遥かに見えた。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
村雨ははらゝほろ、山梨の枝にかゝれば、けんけんほろゝうつ雉子の鳴く音に覺まされて、磐床いづる牧羊の神パアン、胸毛の露をはらひつゝ延欠して仰ぎ見れば、有無雲の中天をひとり寂しく鸛の鳥、遠の柴山かけて飛ぶ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
「眉のごと雲居に見ゆる阿波の山かけてこぐ舟泊り知らずも これは如何にもはろばろとした、寂寥感が出ている。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
黒い漆地に金文字で書かれた毳々しい看板が、屋根だの軒だのに沢山かけられてゐる。
— 中戸川吉二 『イボタの虫』 青空文庫
姿見を沢山かけ並べた理髪店には鋏の音が閑さうに見えた。
— 眞山青果 『茗荷畠』 青空文庫
最初に冬瓜を短冊に切って樽の中へ沢庵を漬けるように一|側並べては塩を沢山かけまた並べてまた塩をかけてなるたけ沢山塩を入れて沢庵漬の通りに重い圧石を置くのです。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
顧みれば、下野の男体山から赤城、榛名、妙義、荒船、秩父山かけて大きく包まれている関東平野は、もう浅春の薄い霞の帷をおろして、遠く房州の方へ煙っているというのに、信濃の国の方は青銀色に冴えた一面の雪野原であった。
— 佐藤垢石 『酒徒漂泊』 青空文庫
独逸路は海より広き大野なり、雲のはてまで山かけもみず 夜に入りて、さらに同氏の宅にて晩餐をおわり、食後街路を緩歩す。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
作例 · 標準
蕎麦に山かけを乗せると、とろりとした食感が加わって美味しい。
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今日のランチは、マグロの山かけ丼にした。
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疲れている時は、栄養満点の山かけが体に染み渡る。
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