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差し掛ける

さしかける
動詞-一段動詞-他動詞
1
標準
to hold (umbrella) over
文例 · 用例
「どう」「いいですわね」「いいですって……どういうふうにいいの」「そうねえ……ここに一生住んで、自分のお墓を建てたいくらい」 そういう娘の顔は、さしかける古い森林の深いどす青い陰を弾ね返すほど生気に充ちていた。
岡本かの子 河明り 青空文庫
…… 傘は、染次が褄を取ってさしかける
泉鏡花 第二菎蒻本 青空文庫
「濡れますわ/\」と追って客に傘をさしかける郭の芸者が現れます。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
玄関の傍には、標本室の窓を掠めて、屋根をさしかけるように大きな桜か、松かの樹が生えている。
宮本百合子 思い出すかずかず 青空文庫
鉢巻きをして、扇子を頭へさしかける(小圓太は支那人の意でさらに羽織を裏返しに着る。
正岡容 随筆 寄席風俗 青空文庫
漠とした薄明りが、遠い天体からさしかける光波といったぐあいに、灰色の雲のうえにしらじらと漂っているところなどは、香世子が形容する死後の世界の風景にそっくりで、白川は脇窓の風防ガラスに額をつけたまま、「ひどく、しみじみとしていやがる」 とつぶやいた。
久生十蘭 雲の小径 青空文庫
二人の頭の上から欄干を斜めに林檎の枝が花の蓋をさしかける
夏目漱石 幻影の盾 青空文庫
庭端の地境いになるところに、大きな松林があって、真西からさしかける陽を防いでいたものだが、樹齢五百年という有名な黒松の樹牆が、一本のこらず、おなじ高さに頭をちょん切られたうえ、幾何模様のように枝を間引かれてしまったので、地境い一帯が、むやみに陽あたりがよくなっている。
久生十蘭 我が家の楽園 青空文庫
作例 · 標準
強い日差しから赤ちゃんを守るため、ベビーカーに日傘を差し掛けた
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突然の雨に、彼は慌てて私に傘を差し掛けてくれた。
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木陰がない場所だったので、シートを広げ、その上から大きな布を差し掛けた
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