必要と認める
ひつようとみとめる
表現動詞-一段
標準
to judge as necessary
文例 · 用例
しかしながら、やはり同一の立場から見て、ほとんど純客観に近い態度の文学を必要と認めるほど情操の勢力は社会を威圧しているようには思われませんから、いたずらに客観にのみ重きを置く文学は不必要に近いように思われます。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
そして、社会の有機的組織は、箇人の種々雑多な箇性に依って構成されるものではあっても、若し自分が比較的安易に、且つ好結果を得ようとするのには、どうしても、其の相互関係に何等の不調和をも起さない程度に、自らの箇性を馴致する事を、意識無意識に必要と認めるようになります。
— 宮本百合子 『C先生への手紙』 青空文庫
むろんこの記述は前の記述と重複するところが少なくないのであるが、この紳士の死状、その他の外表的徴候は、ずっと後までもこの事件と、呉井嬢次と名乗る怪少年に関する重大な秘密の扉を、順々に開いて行く鍵になっているのだから、念のために記憶に残っている中で必要と認める全部を、初めから繰返して箇条書にしておく。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
検事長閣下はこの時裁判長閣下に、念のためと、また形式上から、この若い婦人の父マネット医師を呼び出すことを必要と認める、ということを知らせた。
— 上巻 『二都物語』 青空文庫
もしすべての人の運命が互に独立してその欲望を充足するものだとしたら、我々は各々孤立して各自の目的を追求し、無限に存在しないで利用のある物を、自ら必要と認める程度に増加し、また自ら適当と考える所に従い、間接的利用を直接的利用に変じなければならぬ。
— ELEMENTS D'ECONOMIE POLITIQUE PURE OU THEORIE DE LA RICHESSE SOCIALE 『純粋経済学要論』 青空文庫
しかし偶然はついに私の手を導いて、私に私の必要と認める仕事をさせるようにしてくれました。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
何でも是公に聞いて見ると馬関や何かで我々の不必要と認めるほどの御茶代などを宿屋へ置くんだそうだから、是公といっしょに歩いて、この尨大な御茶代が宿屋の主人下女下男にどんな影響を生ずるかちょっと見たくなった。
— 夏目漱石 『満韓ところどころ』 青空文庫
この場合において、公安委員会は他の公の機関に対し、その後の処置について必要と認める協力を求めるため適当な措置をとらなければならない。
— ------------------------------------------------------- 『警察官職務執行法』 青空文庫
作例 · 標準
委員会は、追加の調査が必要と認めた。
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彼女は、この状況で行動を起こすことが必要と認めた。
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警備員は、不審者の立ち入りを必要と認め、直ちに通報した。
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